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「IPOと会計」
株式公開準備等/IPOに於いて最重要項目とされる「財務会計制度」を改善・刷新する際のご参考例示を挙げて参ります。
0.財務会計制度につきましては大きく分けて3プロセスが対象となります
≪1.「企業内容の開示」に係る財務会計管理プロセス≫
≪2.「財務管理プロセス・出納プロセス」≫
≪3.「会計プロセス・決算プロセス」≫
1.「企業内容の開示」に係る財務会計管理プロセス
・求められる要件
①経営に重大な影響を与える事実等の会社情報を管理し、当該会社情報を適時、適切に開示
することができる状況にあること、及び内部者取引の未然防止体制が適切に整備・運用さ
れていること
②企業内容の開示に係る書類が法令等に準じて作成されており、且つ、投資者の投資判断に
重要な影響を及ぼす可能性のある事項や、主要な事業活動の前提となる事項について適切
に記載されていること
③企業内容の開示要件として、
A.管理部門・財務会計部門の体制(概要)
・責任者、スキルと人員数、内部遂行性、外部委託手続条件、特に税理士との
業務範囲、帳簿組織・会計システム、会計伝票・証憑管理態勢等
B.会計処理に関する事項
・基準妥当性、連結手続、連結方針、税務、内部統制報告制度対応、
国際財務報告制度対応等
2.「財務管理プロセス・出納プロセス」
・あるべき職務分離、照合・実査手続、手許現金限度、銀行勘定関連、手形関連、デリバティブ関
連、資金管理、本支店会計
3.「会計プロセス・決算プロセス」
・月次決算、損益管理等
・財務諸表に於ける取引別勘定科目別の監査要点多数
・会計上の整備項目例:
①会計承認プロセスの妥当性⇒例えば重要な勘定科目とされる、仕入・在庫・売上について
記帳する際には予め定められた責任者がその仕訳に関係する全ての証憑を吟味し検討し、
判断した上で、承認した取引仕訳のみを総勘定元帳に転記すること、またそのプロセス実
施を示す書類・証憑類等が系統的に保管されていること
②仕訳し記帳する全ての取引に対する根拠書類を揃えること、例えば納品書・受領書・請求
書等だけではなく、「定款を含む社内規程に於ける条項」や契約書が根拠となる場合もあ
る
③総勘定元帳にあるそれぞれの勘定科目残高が網羅的に証拠を伴い説明できるようになって
いること
④実現主義から発生主義へ完全に切り替わっていること、一般的には根拠情報が不足してい
るケースが散見される
⑤実地棚卸実施手続に不備がないこと、実施から期末までの期間をカバーする手続を含め、
完全な手続が必要とされる
⑥全ての在庫品目への取引について受入・払出が網羅的に記録されていること
⑦固定資産が適切に定義され台帳管理され網羅的に全ての対象資産に対する規定された、
手続が実施され記録されていること
⑧方針に沿った原価計算制度が整備運用されていること
⑨関係会社が規定されそれに沿った明確な関係が記録され説明できる状態になっている
こと
⑩子会社との連結決算プロセスが整備され運用されていること
≪最適解≫
最良最短の方法は、専門家に任せること・相談することです。
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